色彩雑学
色彩雑学|“似合うネイビー”が人生を変える|メンズパーソナルカラー別・男性の最強スーツ選び完全ガイド
「なんとなくで色を選んでいませんか?」
毎朝、クローゼットを開けて「無難だから」と黒を手に取る。
買い物に行って、何が似合うかよく分からなくて、つい黒を手に取る。
なんとなくで選ぶ色。
無難だからと手にする色。
色を「なんとなく」で選ぶのは実は大きなチャンスを逃しているかも。
色の効果は絶大。
色を、選べる人は自分の印象をコントロールできる人。
印象が変われば、出逢いが変わる。
出逢いが変われば、仕事が変わる。
仕事が変われば、人生が動き出す。
この記事では、色をただ選ぶだけじゃない。
男性のパーソナルカラー診断アドバイスにも使える、色を最強の武器にするネイビースーツの選び方についてお話ししたいと思います。
あなたは運命の一色があると思いますか?
「たった一色で、人生を変えることができる」
もし、そんなふうに言われたらどう思いますか?
「いや、そんなの大袈裟だろ」
きっとそんなふうに感じる人もいるはず。
でも実際に、“運命の色”を見つけて、未来を大きく動かした企業があります。
それが、Google。
Googleは、検索エンジンで使用する「リンクの青色」を自社のビッグデータをもとに分析し、41種類の青の中からもっともユーザーがクリックしたくなる“最強の青”に変更。
その結果、クリック率が劇的にあがり、売上が約2億ドル(およそ240億円)アップしたと言われています。
色を変えただけで、人の行動が変わり、結果として企業の売り上げまで変える。
まさに、運命の一色。
普段何気なくみている色。
でも実は、印象、感情、信頼感、行動のすべてを左右し、
人の無意識に強く影響しているのが色なんです。
売り上げすら変える?
人生すら変えられる?
運命の一色を見つける第一歩は、ネイビーから見つけるのをお勧めします。
ネイビーは、青を暗く、濃くした色。
青は心理的に「落ち着き」や「冷静さ」「安心感」を与える色で、世界で一番愛される色。
引用: Why is blue the world's favorite color?
イギリスの調査会社・YouGov社による、世界10か国で実施された人気がある色についての調査結果
青の「落ち着き」や「冷静さ」「安心感」に加え、ネイビーは「誠実さ」「知的」な印象を与えてくれます。
定番色でありながら、最強でいて特別な色。
黒ほど重く・強くなく
グレーほど地味に見えない
シャープさと親しみやすさのバランスがちょういい、ON・OFFどんなシーンでも活用できる万能カラー。
だからこそ、まずはネイビースーツから”運命の一色”を見つけるのがいいんです。
白が200色と言われるように、色は微妙なトーンの違いや光の加減、素材によって印象が大きく変わります。
紺色も白と同じように、数十~数百の表情を持つ色。
それぞれのパーソナルカラーの特徴から、似合うネイビーがあるのでその特徴をご紹介します。
シーズン | 似合うネイビーの特徴 | 色相 | 明度 | 清濁 |
---|---|---|---|---|
Spring | 明るくクリアなネイビー | 黄み | 高い | 清色 |
Summer | 青みのあるソフトなネイビー | 青み | 中〜やや高 | 濁色 |
Autumn | スモーキーなウォームネイビー | 黄み | 中〜やや暗 | 濁色 |
Winter | すっきりとしたクールネイビー | 青み | 暗い | 清色 |
【Spring】明るく軽やかなネイビーで若々しく
おすすめのネイビー:ライトネイビー、クリアネイビー
特徴:黄みを感じる、やや明るめでクリアな青
印象効果:若々しく爽やか、親しみやすく軽やかな印象に
▶︎ 明るく艶のある素材やストレッチの効いた軽めの生地で、清潔感とフレッシュさを
【Summer】ソフトでグレイッシュなネイビーが上品に映える
おすすめのネイビー:ダスクブルー、ネイビーブルー
特徴:青みがある、スモーキーやわらかい色味
印象効果:知的・優しげ・繊細な雰囲気に
▶︎ マットな質感や織り柄入りなどで、柔らかく上質な印象を
【Autumn】深みのあるウォームネイビーで落ち着きを
おすすめのネイビー:マリンネイビー、インクブルー
特徴:黄みを感じるスモーキー、暗めで穏やかなトーン
印象効果:落ち着き・信頼感・包容力を演出
▶︎ 温かみある素材やツートンカラーなど複雑で重厚感を出すと好印象。
【Winter】深くシャープなネイビーで圧倒的な存在感
おすすめのネイビー:ミッドナイトネイビー、インディゴ
特徴:青みがあり、黒に近いほど深い色味
印象効果:洗練・力強さ・カリスマ性を際立たせる
▶︎ 光沢のある素材やスーツの構築感で、クール&シャープな印象を
私は以前、男性営業マン向けにカラーマーケティングの講座をしたことがあります。
色など全く興味も関心もない男性と聞いていたので、私は講座資料を文字色含め全てネイビーと青で統一し講座に挑みました。
この講座を聞いていた男性の1人が
「色の先生だからこそ、資料が青で全て統一されているのには何か理由があるのでしょうか?」
そんな質問が出ました。
「色は男性から感覚的なものと捉えられることが多いので、信頼される資料として青で統一しています」
私がそう答えると
「確かに。ここでピンクの資料を出されたらどんなに数字の話をされても自分ごととして受け入れられなかった」
そう言われたのです。
戦略的に色を選ぶことができれば、「信頼される外見」と「内面からにじ見でる魅力」が自然と一致し、第一印象は確実に変わります。
印象が変われば、出逢いが変わる。
出逢いが変われば、仕事も人生も変わる。
あなた自身が色を選び、色を武器に人生を動かしてみませんか?
色が人に与える影響は意外にも大きく、
毎日、朝起きてから色を選ぶという「選択」を私たちは無意識に行なっております。
1980年代に日本へ渡ってきたパーソナルカラーを‘日本の国民性’に合わせたパーソナカラーとして
CLE協会は【外見の似合う色と性格傾向の特性】に関するパーソナルカラーを提唱しております。
原稿執筆に関する依頼相談は当協会へお問合せください。色彩学に強い色彩ライターへお任せください。